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2017年12月28日

 久しぶりで文庫本などを買う。アイコン
新聞か何かで評されていて、たまには本でも読むか、とネットで購入。
ブラッドベリの「猫のパジャマ」とフレドリック・ブラウンの「さあ、気ちがいになりなさい」の二つ。
どちらもタイトルに魅かれて。笑。
それから先週も触れた、カポーティの「クリスマスの思い出」…
これは山本容子の版画の挿絵にも魅かれて…。
文庫ではないけれど。

「さあ、気ちがいに〜」は、知らない作家さんだったけれど星新一の訳にそそられて…。
どちらも短編集なので旅行のお供に…
飛行機とかの待ち時間などにパラパラとめくるのにちょうどよく…。
懐かしいなあ、文庫本の手触り、軽さ、かわいさ…。アイコン

 が、しかし。

 正直どっちもそんなにはおもしろくなかった。
ノンフィクションとかはたまには読むのだけれどまともな小説を読むのはすごく久しぶりで…。
なかなかページが進まないんだよ。アイコン
1ページ読むのに同じ行を繰り返して読んだりして…
行替えがうまくいかないで。笑。
なかなか…ねえ。
短編集なのに。
だいいち、感情移入するのに労を必要としてしまって…
なんてこったい!
中身が特別つまらない、ということではないと思うんだけれど、でも最高傑作、でもないから。

 ブラッドベリは高校の頃大好きだったのになあ。
一番有名な「10月はたそがれの国」なんて、1ページ読むやいなや「ツボ!」で、速攻であの世界に入り込んでしまったものだ…。
そうなの、あのブラッドベリの独特な世界に…。
アシモフとかの、いわゆるSFというわけではなくどちらかというとファンタジーに近いのか…
あまり情緒的ではなく、かといって難しいわけでもなく、からっとした湿度の低い、多分アメリカの田舎、なんだけど一種無国籍っぽい…そうかと思うと架空の宇宙ステーションだったり…。

 物語は、泣かせるわけでは全然なく、少しユーモアがあって、時に残酷で…クール…
うん、クールだったわね。アイコン
見世物小屋とか移動遊園地とか、どこかの沼地、とか、魔法とかねずみとか…。
ウッドデッキに壁掛け電話とか…
馬車とか…
謎の紳士とか、N氏とか。
(あ、これは星新一ね。あの真鍋博の挿絵も好きだったなあ)
ほどよい異国情緒に心地よいデジャブ感を感じたのはなぜだろう。
当然日本でもないのに。

 あ、実家の隣町に「たまプラーザ」という駅があるけど、今では横浜の高級住宅地、のよそおいだけど子供の頃はほとんど何もない、宅地造成予定地みたいながらんとした町だったのね。アイコン
でも当時としてはとてもめずらしい、自販機ショップがあって。
もちろん無人。
10何台も連なる、飲み物、お菓子、謎のハンバーガーの自販機はとてもクールで、一種SFみたいな雰囲気を醸し出して。
お金は持ってないけどそこへ遊びに行くのが楽しみだったっけな…。
何もない丘が一足飛びに宅地になっていくので街路樹とか舗道はすでに整備されていて…。
人工的にきれいな街が、どこかちょっとSFみたいな感じでね…。
ちょうとブラッドベリとかアシモフとか星新一の世界みたいだったっけ。
そのせいかな、どこか懐かしく感じたのは…。

 それに。

 当時の少女漫画のテイストと似てたんだろうね。
萩尾望都とか、大島弓子とか、山田ミネコとか。
多分ブラッドベリの作品にすごく影響受けていたんだろう、この世代の作家さんは。
オマージュ、というか。
(パクリもあったような…笑)
何か、昭和40年代あたりの少女漫画の、無国籍感とかぶるんだわ。
強いていえば小学館系、ね。
講談社系はダサく(苦笑)、集英社系はおしゃれっぽい…。
だから萩尾作品とかの洗礼を受けていたから、すんなりブラッドベリの世界に入っていけたんだろう…
それが何とも気持ちよく懐かしく…
少し大人っぽく…
でもリアルでもなく、
「ここではないどこか異空間」みたいな。

 こちらも思春期まっただなかでしたからね…。
それに漫画ではなくて文庫本を、休み時間とか電車の中でさらりと読み耽けるのはなんかカッコイイアイコン、と…。
少し大人の仲間入り、みたいな…。
高校の時が一番本読んだな…。
現実の世界からスッとワープするみたいで、それはもう読書の醍醐味ですわね。
時に、そのワープからなかなか帰ってこれない、もしくは帰りたくない感じ!もう少しここに居たい!…は実に楽しかった…。
いつも、いつもどこか遠くへ行きたかった…笑。
トリップ、ってやつね。

 ブラッドベリの短編の、ほら、魔女っ娘のシシィが眠っているのに精神はいろいろな世界に飛んでいくでしょ、あんな感じね。
(「夜会」だっけな、あれ好きだったなあ。
  シシィ曰く「私今飛んでいるんだから!」)
試験前とか、「ああ、早く試験終わらないかな!終わって、思いっきり本を読みたいものだ!!」と幾たび願ったものか!

 それがまあ、情けない事に。アイコン
なかなか本の中に入り込めないなんて、ヤキがまわったもんだわ。苦笑。

 トシくって(笑)好みが変わったのよね。
ファンタジーとかは子供っぽいかな、って。
長らくスポ根漫画描いていたから、現実的な説得力のないものにはあまり魅かれなくなったのよ。
だから今でも「ファンタジー」系の漫画や映画は苦手ですね…
どうも、「ご都合主義」みたいな感じがして。
だから実際投稿するための漫画を描くようになる頃、
より少年漫画に魅かれていったわけで。
ちばてつやとか水島新司とか。

 その少年漫画シーンもすっかり様変わりして、魔法とかゲームっぽい設定が定着して久しい。
でも「進撃の巨人」の影響かな、ファンタジーを通り越してやたらグロっぽい、より猟奇的なテイストが増えたのはちょっと苦手だわ…。
デジタル製作のせいか、絵はすごく緻密なんだけど…。
ま、苦手なら読まなきゃよろしいか…。

 自分の作品(今ならEVIL、ですが)になら当たり前だけどすぐ入り込めるの。
描き上げたシーンとか、この後の展開とか目をつぶって思い浮かべるだけで時間つぶし(笑)は気持ちよくできるからまあそれはそれでいいコトですかね。
お金もかからないし。笑。
眼をつぶるだけ。
よかった、「飛べなく」なったわけではなかったのだ…。
まあ、多少の努力は要しますが。ま、「翼」の形が変わっただけよ。苦笑。

 それでも、たまには10代の頃のようにすっと読書に、本の世界に入り込んでみたいなあ、とも懐かしく思うのでした。
もう二度と、あんなふうに一人脳内旅行みたいに飛んで行くことはできないんだろうなあ。
ああいうのは、思春期の特権、なのよね。 アイコン

 

PS.
 スティーブン・キングの世界もすんなり入っていけたものだ。
 異国なのに、不思議なデジャブ感があって。
 ほら、いじめっ子とかでぶっちょとか、メガネ君とか普遍的な定番キャラが
 居るせいかな。

PS.2
 羽田空港で。
「サンタさんへ手紙を書いてください。
 わたくしどもがフィンランドのサンタさんに届けます」ってJALの企画が
 あって。
 よいコの皆さま…とは書いてなかったので私も書いたんだわ。
 結構泣ける文章。笑。

  ↓

「サンタさんへ。サンタさんは、本当はお父さん、でしょう?
 お父さんがプレゼントをくれていたんでしょう?
 私のお父さんはもう亡くなっているけど、向こうで本当のサンタさんになっ
 てると思います。なつこ」

 …てな内容。アイコン
 いや、子供の頃本当にそう思っていたしウソは何一つ書いてないけど。笑。
 住所も何も記入欄がなかったので何のごほうびもありませんけどね。



PS.3
 うわあああん、シャンシャンの観覧希望、はずれちゃったあ〜くすん。
 私だってシャンシャン見たぁいー……。アイコン
 ちなみに、私も「シャンシャン」は考えてた。
「美人」=シャン、って言うでしょ。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年12月21日

 クリスマス週間かあ。

 でも街やメディアが騒ぐほど,みんながみんなクリスマスを謳歌してるとも思いませんけどね。
寒いからかな。
ま、子供のためのものね、クリスマスって。アイコン

 私も子供の頃のクリスマスの思い出、いくつかある。
小学校の5年か6年だったか…クラスでクリスマス会やったのよ。
まあ、(学校なので)ジュースもケーキもない、歌でも歌って、椅子取りゲームかなんかして最後にプレゼント交換とかする程度の会ですが。
充分楽しんだし。
一応教室にクリスマスっぽい飾りつけをしたの。アイコン
ほら、色紙で作るチェーンとかで。
で、天井にクリスマスのベルを付ける事になって、私がその係になったのよ。
だいたいその手の工作は私が担当したのよね…
手先が器用だったので。

 しかしこれがなかなか難しかった。
ベルは釣鐘の形にしなければならない。
丸くて独特のカーブのある立体で。
上は丸く、裾は丸く広がり…
ベルだからね…。
しかもバケツくらいの大きさのものを
ふたつ、だよ。アイコン

 家に帰ってからその工作を始める…
さてどうしたものか…。
ベルの銀色は折り紙では小さいので家にあったアルミホイルを使おう。
予算は下りてないしこちらも余分なお金なんか持ってない。
出す気もない…笑。
家にあるものだけで作るわけよ。

 しかしアルミホイルは薄くてベルの形にならない、土台が必要だ…。
釣鐘型の土台をどうしたものか…。アイコン
で、考えて、ボール紙を細長く切って、立体にする。
傘の骨みたいに放射状に組み、上は丸くまとめ、裾は広げる。
紙だから扱いやすく、思うようなカーブになった…
裾には、針金を使ったのかな?
そうそう、針金だ。
細い針金で丸くして、うまくAラインのスカートのようになった。
骨組みはこれでOKだ。

 しかし骨組みに直接かぶせるにはアルミホイルは薄すぎる…
下地が必要だ…
でも全体に丸い立体の釣鐘に紙ではごわごわして丸みが出ない…
布なら…
いや、布でもだめだ…。
しょせん二次元のマテリアル…
ふくらみのある立体にはならない…。アイコン
はてどうしたものか…
で、思いついたのは和紙。
当時、年末にはだいたい障子の張り替えをお母さんがしてたんだよね。
だから障子紙は転がってたのよ、これならお金はかからない…
のりは、ほら、小麦粉を水で溶いて煮て…。
これもタダでできるぞ!

 果たして。

 これはうまくいった!アイコン
この上なく!
柔らかくてでも強度のある障子紙に刷毛で水溶きののりを塗ると、それは薄く均等によくのび、障子紙にほどよい湿り気を与え、見事にカーブのついた、釣鐘型になった!
紙が、柔軟な3次元の立体になったのだ!
和紙ってすごい!アイコン

 のりが乾けばそれは逆さチューリップみたいな真っ白い立体。
見事にベルの形!
その立体に、薄いアルミホイルは容易に巻けた。
いつのものだか取っておいた、真っ赤なリボンで飾り、ボール紙を切って緑色に塗った葉っぱを添えれば…
キラキラ銀色に光る立派なクリスマスベルの出来上がりだ!!
自分のお金は一銭も出さずに(笑)家にあるものだけで作っちゃったぞー!

クリスマスっぽい飾りつけ ベル

 当日はもちろん大評判。アイコン
「よく作ったなあ!」って先生もうなるほど。
「おれはとても作れないよ…」って。
滞りなくクリスマス会は催され…。
本番の会よりベル作りの方が大変だけど楽しかったし、思い出に残ってるなあ。
だって、小学生が一人で、ベル作ったんだよ!
1円も使わず(こればっかり!)。
ポイントは和紙、かな。
えへへ。
ほめて。笑。

 もう一つ、クリスマスの思い出でちょっとせつないのは。
これも小学校の5年か6年の時のこと。
女の子の友だち6人くらいで誰かの家でクリスマス会やったのよ。
終業式の帰りに。
お菓子とか持ち寄って、レコードかなんか聴いて、200円くらいかな、プレゼントを用意して、交換するの。アイコン
かわいい貯金箱とか、レターセットとかね。
きれいな包装紙で包んで。
で、夕方お開きになり、家に帰ると。

 家にはもちろんいつものように灯りが付いていてお母さんが台所に居る…
でもテーブルの上にはチキンとケーキの箱。
箱の上にはクラッカー(ほら、パン!って鳴らすやつ)が。
お母さんが準備してくれてた!アイコン
準備しながら一人で、子供が帰るのを待っていた…
その横顔…。
ケーキの箱の四角と、クラッカーの円錐、のシルエット…。
うちのお母さんは全然そういうタイプの母親じゃなかったんだよ、昭和ヒトケタ生まれで…。
でもクリスマスの用意してくれてたんだ…。
どんな顔してクラッカー買いに行ったのかな…。
そして一人、子供たちを待つ…
お父さんは仕事で遅い…
で、暗くなってもまだ誰も帰ってこない…。
なんかうれしくて、でもお母さんを一人にしてしまっていたことを申し訳なく思い…。
ちょっとうつむいて「ただいま」お母さん、いつもと同じ。…
ケーキが、ただ甘くてうれしいだけじゃなかったのはあの時が初めてだったような…。

 ちょっとせつないクリスマスの思い出。

 その後、もっといろいろ、口に出して言えないようなひでえクリスマスの思い出もあるけどね。笑。
ええ、絶対口に出さねえ。
墓場まで持っていく…笑。
忘れちゃった!事にしよう。苦笑。

 しかし、クリスマスなんて楽しいですかね…。
北風にびゅう、と一瞬やられちゃうような危うさが街のそこここに、潜んでいるみたいな気がするよ。
スマホやインスタの影にいる感じの悪い妖精に「幸せなふりしてるけどほんとはそうじゃないだろ」って隙あらば図星をつかれるような、ね…苦笑。

 

PS.
 昨日テレビでクリスマスに関するお料理番組見てて、久しぶりに感動して
 泣きそうになっちゃった。
 アメリカの作家のカポーティの、自身のクリスマスの思い出を基にした、
 という短編が紹介されていて。
「クリスマスの思い出」ってタイトル。
(山本容子さんのリトグラフの挿絵が見たくてアマゾンで注文しちゃった)
 そこに出てくるフルーツケーキや、とても好きだったうんと年上の従姉との
 交流がテーマ。
(ほとんどおばあさんと子供、の友情、かな)
 素朴で、やさしくて、あたたかくて、でもそこはかとなく孤独で…
 その分ひたすら美しくてせつなくて…。
 幸せとは、楽しいだけじゃない、悲しみや寂しさも愛しい思い出、と感じ
 させてくれる物語。アイコン
 ケーキは美味しそう♪
 クリスマスケーキなんてとっくに食べなくなったけど。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年12月14日

「ラムちゃんの電撃」アイコン

 もう20年近く前。
不思議な経験をした。
それは「痛み」だ。
心の、とかじゃなくて。笑。
肉体的な痛み、左目の奥で、「ビリッ」という痛みに日に4回ほど襲われる…。
瞬間的なもので、痛みは一瞬なんだけど実に不快で、不安だった。アイコン

 マガジンスペシャル(今は亡き…)で「ボーイミーツガール」というリトル野球を題材にした作品を描いていた頃。

 最初はかすかな「ピッ」というしびれみたいな感覚で。
そのうち「ビリッ」というはっきりした痛みに代わった。
目の奥、そんな痛みは初めてで…。
取りあえず眼科へ行って診てもらうもお医者さんもわからず。
適当な(?)目薬を処方してもらったが特に改善はなく。
日に4,5回くらい瞬間に起こるだけだから症状としては正直大したことじゃないんだろう。
お医者さんも「こっちもわからない」とのんきなもんだった。
有名なお医者さんにも診てもらったが、わかったのはとりあえず「ドライアイ」ということくらいで。
もちろん鎮痛剤も効かず、神経っぽい痛みなのだが「帯状疱疹」でもなさそうだ。

 それが何なのか、どういう時に起こることか、因果がまったくわからないので自分でもうまく説明できず…
当然お医者さんにも見当はつかず。

 今みたいにネットで調べる…みたいな事はしてなかったので自分としても途方にくれていた。アイコン
仕事はできていたのだけれど…。

 そのうち、「痛み」は「恐怖」に変わっていった。
もしかしたら重大な病気なのかもしれない、目の奥だから、脳みそに何か異変が起きているんじゃないか…
命にかかわるような…とか。アイコン
でもどの病院のどの科に行くのかもわからない、まして漢方とかが効くとも全然思えず、誰に相談もできず、ただ絶望して震えていることしかできず…。
おおげさだよね…。
ま、今だからそう言えるのですが。
それでも漫画は描いていて…
何とかメンタルを保ち…。

 そして日に4回くらいだったその「ビリッ」の頻度が増えてきて、かなり頻繁に「ビリッビリッ」って感じになってきた。
経験はないんだけど、「感電」「放電」、もしくは「うる星やつら」のラムちゃんの「電撃」を受けているみたいな感じ?が一番あてはまった。
ラムちゃんとか、雷様が私の左目めがけて電撃を落としているみたいな。アイコン
深刻なんだか滑稽なんだか…
でも当時はかなり不快だったし怖かった。
そのうちとうとうペン入れに支障がでるようになってしまった…。
1,2日くらい休んだかも…。

 そしてある晩、その痛みは最大になった。
一晩中、ラムちゃんの電撃みたいなものがそれまでよりずっと強く、一定の間隔で襲ってくる…
ビリッビリビリッ…
てな感じで。
恐ろしい…。
その電撃攻撃(?)に対して布団の中で私は転がっているしかなく、夢うつつ、
「もうどうにでもしてくれ」と降参していた。
怖がることにも疲れ、もはやあきらめの心境。
自分でも、誰にもどうすることもできなかったし…。
実際には一晩中、ではなく、多分1時間かそこらだったと思うけど、脳裏に浮かぶのラムちゃんの姿が何ともアンバランスだった…。

 そしてそのまま気を失うように寝入ってしまい…
気が付くと朝になり…
そして。

 もうそれはなかった。
その晩の最大の「電撃攻撃」を最後に、それは突然に終わる。
ウソのように消えてなくなっていた。
以後、20年近く経っているが一度も起きていない。
(ドライアイはそのまま)

 あれは何だったんだろう?

 結局原因も何もわからず。
見当もつかず。いまさら知りたくもないし。
精神的なものだったのだろうかね。
何かの呪いとか?笑。
何にしてもよかった。アイコン
二度と起こりませんように、と祈る。
もちろん左目も脳みそも無事で、ドライアイによりコンタクトレンズが使えなくなり、めがね着用によりブスになった…
まあそんなことはどうでもいいわ。笑。

 不思議、不思議。
二度と関わりたくないけど。
とりあえず今、「不思議」で済むことにほっとしている。
よかったよかった。

 

PS.
「うる星やつら」は大好きだったなあ。アイコン
 高橋留美子先生の作品では一番好きかも。
 一番好きな話は「怪人赤マント」。
 好きなキャラはサクラさん、大食らいのレイさん、
 雨降り妖怪アメフラシなど…
 このアメフラシ、俵万智に似てるなあ、とか。
 アシさん達とうる星話になると一番人気なのが怪僧チェリー。
「おぬしの顔、ものすごく悪い!」のセリフに一同毎回爆笑。
 印象に残っているのは(1回こっきりだけど)「悪魔べリアル」。
 …犬連れている悪魔が現れて、その犬が「ちゃうちゃう犬」で、
 漫画の中でその悪魔が「ナニナニなのだ!」って言ってる隣で犬が吠えて
 るの、「ちゃうちゃう」って。
 それであたるさんが「違う、って言ってますが…」って突っ込むの。
 …高橋先生このネタ使いたくてこの話描いたんだよ、きっと!
 なんちゃって。
 懐かしいなあ!アイコン
 私も20代、一生懸命この大天才の先輩を追っかけて走ったっけな…
 雑誌やジャンルは違えども。
 私の記憶では「オタク」という単語はこの「うる星やつら」ファンから
 発生したような…。

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
2017年12月7日

「ケンゴに戴冠を」

 今シーズンのJリーグ、(もう承知の通り)川崎フロンターレの初優勝!!で幕を閉じた。アイコン
なんと!!!……

 感無量、というのはこういう事を言うのかな。アイコン
応援するようになってから10数年?J2時代からだったから…。
しかし、私はもう「サポ」の称号は失くしてるわ。
今年は一度も等々力行ってないし…。
先シーズンで、さすがに「…もういいか……これ以上はもう…マゾじゃないし…」
何度も何度もあと一歩!あと1試合!でタイトルを逃し続けて、ごめんなさい、もうかんべんしてください…
待ちくたびれました…の心境でしたから…。

 それにさすがに今年は残り数節で鹿島に勝ち点8差(くらいか?)をつけられていたからおそらく無理だろう、と思っていたし。
あと残り2,3試合になった時正真正銘フロンターレサポの友人から電話があった時も、
「ごめん、もうサッカー愛がないんだ、家じゅう探したんだけど
 どこにもないのよアイコン
フロンタだけじゃなく、ここ数年W杯での惨敗やFIFAのスキャンダル、そのほかにもいろいろ、いろいろ、うんざりするようなニュースばっかり聞かされて、
「ふざけるな、いいかげんにしてくれ!大人は汚いやい!!」って気分だった。
もちろん汚いのはサッカーだけじゃないですけど…。

 すっかり、サッカーに対する興味を失くしてしまっていて、どこをどう押したら愛がもどってくるのか途方にくれてたのよ…。
昔はあんなに愛していたのに…
終わったかな、と。
さみしいけど…。

 それにフロンターレの広報だったアマノ君がクラブを離れた事も大きかった。
うん、実はそれが一番大きいかな。アイコン
初めてアマノ君が三軒茶屋に来てくれて、「一緒にフロンターレを応援してください!!!!」と口説き(笑)に来てくれた頃、フロンタはまだJ2だったっけ…。
初めて等々力にフロンターレの試合を観に行った時もJ2で、相手は強敵サンフレッチェだった。
広島、その時J2落ちしていて。その時のフロンタから見たら一番手ごわいカードで、まだ初々しいケンゴ、FWは我那覇君、ジュニーニョが居て。
で、なんと1−0でしぶとく勝ったんだ!!
その時アマノ君とハグして、二人でぴょんぴょんはねて喜んだ…
私を「勝利の女神〜〜」と呼んでくれたなあ…。
その後も、浦和とか手ごわいカードの時を選んで試合を観に行き、その度勝っていたものだから私の霊験あらたかに…
なんちゃって。アイコン
もちろん私は関係なく、フロンタは「大物食い」してくれたんだよね、しばしば。だから何となく、観に行った時はいい思いをさせてもらったのさ。
あの頃はせいぜい3,4千人くらいの観客だったなあ。それをこの日は27000人!
10何年もかけてアマノ広報が何をしてきたかはずっと見てきたよ。…

 でももうそのアマノ君はいない…。
もしもその時が来るならば、あんたの隣で、あんたと一緒に迎えたかったよ…。

 昨年、五輪組織委員会の方に移ることが決まり、アマノ君にとっては最後の初タイトル奪取のチャンスだった。
それがあの(昨シーズンの)結末で…。
さすがに気持ちが離れてしまった…。
もちろん選手もアマノ広報部長にシャーレを捧げたかっただろうね。
私が思うよりはるかに大きく。百倍、千倍、10億倍か…。
アマノ君には間に合わなかった……。

 でも!
ケンゴには間に合った!アイコン

 私(だけじゃないと思うけど)さすがに無理かな?と思ってたから最終節はテレビ観戦してたのよ。
地上波で鹿島、BSでフロンタ。
ザッピング。
でも途中で、鹿島は引き分けじゃダメ、の情報を聞いて(引き分けOKかと勘違いしてた)
あれ?もしかしたら?って期待がむくむくと。
まさか!
そんなスポ根漫画みたいな事は…!

 フロンタはそうそうに2得点取って、鹿島は0−0のまま。
だから中継はもっぱら鹿島戦の方見てた。磐田を応援してたわけ。
そしてフロンタは追加点、追加点…
サクサク取るじゃない、こりゃもう磐田様、俊輔様お願い!よ。
それでも心の中では猜疑心で一杯…
絶対何かやらかす…苦笑…。
最後の最後で1−0で勝ちぬける鹿島の姿はもう何度も見せつけられてきたし、後半3点差を付けていてもわずか10分で逆転されるフロンタの姿も見せられてたか
ら(笑)。
最後の笛が鳴る時まで…。
信じて等々力に行ってたサポもそうだと思うけど、ほんとに最後の一秒まで賽の目がどっち転ぶかわからない、
手に汗握る、いいシーズンだったよね。

 ロスタイムの残り30秒くらいで優勝を確信し、チャンネルをフロンタの方に移すと、最後のケンゴの姿がアップで。(カメラマン、狙ってたね!)
その時のケンゴの表情。
視線は(多分)ベンチの方へ、
「どうなの!?俺たち…やったの?!?!」と、喜びと驚きと涙の入り混じった何とも言えない表情を浮かべて。
そして膝をついて号泣。…

 ああ、よかったね。アイコン
他の選手はともかく(いや、まだ若かったりするし、笑)ケンゴにだけは、ケンゴにタイトル間に合ってよかった!!!
正直言って年齢を考えたら「無理なのかな…そういうアスリートもいるよね、実力はあっても、運みたいなのが…くすん」と思っていたから。
ようやくケンゴに戴冠、皆さま一緒に喜んで~♪

 振り返れば、フロンタに関わってサッカーに関することをいろいろ学んだ。
とりわけ、「いくら点を取っても勝てない時がある」ことを教わった。(苦笑)
特に、09年のシーズン最終節は、どんなに点を重ねてもタイトルは遠かった…。
しかし、この日はどんどん点を重ね、どんどん得失差を積み上げ、鹿島にじわじわプレッシャーを与えた。
ありゃボディブローみたいに効いただろうね。
やっぱり「追いかける方」が強いかな?

 かつて何度もアマノ君に「ねえ、5点も6点も取らなくていいからここ一番の1点を取れるチームにしてよおー」と愚痴るたび、「…でもそれがフロンターレなので…」の苦笑い。
「つまり子供っぽいチームなのかな」…するとアマノ君「…ボクは、ボクはそのスタイルでタイトル獲れる時が来る事を信じてます!…よぉー…」…なかばやけくそに…。

 その日が来たね。アイコン
アマノ君、勝ったね!

 

PS.
 MVPは小林悠に!
 得点王とJとトリプル受賞〜!
 一番いいタイトルが全部まとめてきちゃった〜!!贅沢〜♪
 友人の小杉在住、正真正銘のサポ曰く、
「昨年はねえ、ユウは後半へたばっているとこ時々見かけたけど
 今年はそんなのなかった、強くなったよォ!」
 ハイ、もう一度「等々力劇場」のフィナーレに拍手を〜♪

 

夏子

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜
 
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